平成20年度年末調整特集では、弥生給与で年末調整を行うにあたり事前に確認頂きたい点や処理時のポイントなどを全5回にわたってご紹介してまいります。
【 今後の内容 】
■<平成20年度年末調整特集 vol.1 >
○セミナーまでに知っておこう年末調整の基礎 その1○ ■<平成20年度年末調整特集 vol.2 >
○セミナーまでに知っておこう年末調整の基礎 その2○ ■<平成20年度年末調整特集 vol.3 >
○弥生給与での年末調整処理に入る前に○ ■<平成20年度年末調整特集 vol.4 >
○弥生給与での年末調整処理でよくある質問○
■<平成20年度年末調整特集 vol.5 >
○来年の年末調整処理に向けて○
【 INDEX 】
<平成20年度年末調整特集 vol.4 内容>
○弥生給与での年末調整処理でよくある質問○
そろそろ年末調整の実際の処理を行うタイミングかと思います。
そこで今回は当社年末調整セミナー開催時に、受講者の皆様から頂戴したご質問内容をQ&A形式でピックアップしました。
年末調整処理は給与所得者にとり、年間所得税を精算する大切な手続きです。
これから処理を行うにあたっての最終確認としてご一読頂ければ幸いです。
Q1.
年末調整明細入力で[集計]後に、集計した数値の修正が発生した場合は?
A1.
年末調整の[集計]を行った後に、12月の給与や賞与の支払金額の変更や過去のデータ修正を行った場合は、再集計を行う必要があります。
[集計]作業後は[集計済]の表示になりますが、再集計する従業員名を再度選択することによって何度でも集計を行うことができます。
手順は以下となります。
クイックナビゲータ の[年末調整]タブから[明細入力]をクリック。
→[集計]ボタンをクリック。
※全従業員の[状況]が[集計済]となっている場合は、[集計]ボタンをクリックできなくなっていますが、
再集計を行う従業員名を[選択]の一覧からクリックして選択すると従業員が反転表示され、[集計]ボタンがクリック可能になります。
→[年間給与額の集計処理が終わりました]のメッセージが表示されたら[OK]ボタンをクリック。
→支給総額や社会保険、所得税額など修正が発生した箇所の確認を行います。
Q2.
給与(賞与)年調で、誤って年末調整の[確定]を行い給与(賞与)明細書に
転記された過不足税額を取り消したい、どうすればよいですか?
A2.
一旦給与(賞与)明細書に転記してしまった金額を「0」に戻すことは自動ではできませんが、再度年調計算を行い[確定]をやり直すことで改めて過不足税額を上書きで転記することができます。
年末調整の[確定]処理を1度行うと[確定済]となり、過不足税額が給与(賞与)明細書に転記されます。
ただ[確定済]と表示されている従業員でも、従業員名を再度選択することで何度でも給与(賞与)明細書に転記することができます。 (Q1.の再集計と似た操作です)
Q3.
源泉徴収票の[源泉徴収税額]と年調明細の[所得税]の金額が違うようですが?
A3.
給与支払報告書/源泉徴収票に印刷される[源泉徴収税額]の金額は、給与や賞与から控除した[所得税]の金額ではなく、年末調整の集計を行った結果による従業員が1年間に納めるべき[所得税]の[確定年税額]ですので一致するとは限りません。
ちなみに[確定年税額]の確認は、年末調整の明細入力画面で行います。
Q4.
[配偶者合計所得]欄には申告書のどの金額を入力すればよいですか?
A4.
[年末調整<個人別>]画面の[保険料・配偶者特別控除申告書]部分にある[配偶者合計所得] には、「平成20年分 給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書」の右側にある、「◆給与所得者の配偶者特別控除申告書◆」の枠内の[配偶者の合計所得金額(1 〜 7の合計額)]にあたる「A欄」の金額を入力します。
なお、配偶者の合計所得が38万以下の場合は「控除対象配偶者」に該当しますので、[配偶者合計所得]欄に金額を入力しても、配偶者特別控除は0円となります。
Q5.
税務署が配布している源泉徴収票・源泉徴収簿(官庁指定用紙)に印刷できますか?
A5.
『弥生給与』では、税務署配布の源泉徴収簿(官庁指定用紙)に印刷することは可能ですが、源泉徴収票(電算用)への印刷には対応していません。
弥生給与で印刷できる源泉徴収票の用紙は以下の専用用紙、もしくは汎用用紙となります。
・弥生ページプリンタ用源泉徴収票
・弥生ドットプリンタ用源泉徴収票
・日本法令 MC-3
・日本法令 MC-3 A4判カット紙
・ヒサゴ OP386
・ヒサゴ OP938
なお、源泉徴収票を汎用用紙に印刷する場合は、紙面いっぱいに印刷されるため、印字領域が足りないプリンタでは印字がきれてしまいます。
専用用紙への印刷か、縮小タイプ([A4単票(カラー・90%)]または[A4単票(モノクロ・90%)])を選択して印刷してください。
※必要印字領域:A4 横202.3mm 縦283.0mm
ご使用のプリンタの印字領域をご確認ください。
(印字領域の確認方法はプリンタのマニュアルをご参照いただくか、各プリンタメーカーへお問い合わせください。)
また、縮小タイプでの印刷は、源泉徴収票を提出する前に、受け取ってもらえるかどうかを所轄の税務署へご確認ください。
弥生給与で印刷できる源泉徴収簿の用紙は以下の専用用紙、もしくは汎用用紙になります。
・官庁指定用紙
・官庁指定用紙/年調部分のみ
・ヒサゴ GB1156
※年度によって官庁指定用紙のフォームが違います。
過去の源泉徴収簿を印刷する場合は、年度に併せたプログラムから印刷を実行してください。
(弥生給与09での印刷は平成20年度・21年度フォーム)
また[官庁指定用紙]に印刷ができるのは[給料・手当等][賞与等][年末調整]部分になります。
[扶養控除等の申告]や裏面の印刷はできません。
Q6.
期中退職者には退職時に源泉徴収票を弥生給与から出力済です。年末調整の際は退職者を除いたうえで一括印刷したいのですがよい方法はありますか?
A6.
源泉徴収票の画面を開いた後、[セレクト]ボタンをクリック。
→「就業状況」のチェックボックスにチェック後「在職」を選択しOKボタン。
→退職者を除いた従業員のみが画面上に表示されます。
これで印刷画面にて、その都度印刷したい対象従業員を選択する必要がなくなります。
その他にも[セレクト]ボタンには「年調計算有無」というチェックボックスもあります。
年末調整を行う方と、行わなかった方とに分けての一括印刷に有効です。
Q7.
従業員各人に源泉徴収票とは別に、年末調整の明細書も渡したい
A7.
年末調整明細入力画面から印刷ボタンをクリックすることで、個人別の年末調整明細書が出力できます。
なおA4単票のフォームのみで上下各々で別の方が印刷されるようになっていますので、お手数ですが半分ずつカットしたうえでご利用いただくことになります。
Q8.
前年度の源泉徴収票を再出力するには?
A8.
一度年末調整の終了処理を行うと、データファイル上で年末調整処理年度を前年度の状態に戻すことはできなくなります。
そのため、年末調整の終了時に保存したバックアップファイルを別のファイル名で復元のうえ、源泉徴収票や資料の再出力を行うことが必要となります。
平成20年度の年末調整終了時に保存するバックアップファイルは、通常時のバックアップファイルとは別のファイル名にして大切に保管しておいてください。
(年末調整の年度がわかるようなファイル名にしておくとよいと思います)
※なお、終了処理後平成21年1月度への次月度更新を行う時点でのバックアップファイルは、年末調整処理終了時に保存したバックアップファイルにくれぐれも上書きしないように注意してください。
(弥生給与のバックアップファイルは差分ではなく、毎回全体のバックアップを保存しています。上書きをしてしまうと年末調整処理年度が既に平成21年度の状態でのファイルしか残らなくなってしまいます)
Q9.
締切日グループ毎に対象期間が異なる年末調整を行う方法は?
A9.
事業所の支給方法に「当月締/当月払」「末締/翌月払」等、複数の[締切日グループ]があり、締切日グループごとに対象期間が異なる年末調整処理を行う場合は、締切日グループごとに[集計期間]を分けて、それぞれの年末調整作業を行うことになります。
年末調整処理は、まず支給日が早い[締切日グループ]から行います。
なお、[集計]ボタン・[確定]ボタンをクリックした後の、[選択]の一覧で選択する従業員は、いずれの場合も対象となる従業員のみをCtrlキーを押しながら選択してください。
Q10.
当面、健康保険料の控除額は従来どおりの形で明細書には印刷予定ですが、08→09へバージョンアップしてしまうと自動で基本・特定保険料の形式にかわるのでしょうか?
A10.
自動で形式が変わることはありません。
・給与規定画面の「健康保険料の内訳表示の設定」上の基本保険料率と特定保険料率の設定
・給与(賞与)明細書設計上で控除項目にそれぞれのレイアウト配置
これらの設定を09Verにて行わない限りは、従来どおり[健康保険料]一項目での明細書印刷となってしまいます。